陳情書提出方法

 前回の動画で、「卑弥呼の墓 発掘プロジェクト」に関する自治体への陳情書を公開しましたところ、大きな反響がありました。

ありがとうございます。

 自治体への働き掛けは、たった一人では実を結びません。日本全国の方々の後押しがあってこそ、実現します。より多くの皆様に陳情書を提出して頂きますと、プロジェクト実現の大きな一歩になります。

 今回、自治体への陳情に関する基本的な事項と、私の具体的なアクションを紹介します。

 費用や責任を伴わないものですので、是非、ご一考くださいませ。

なお、ご協力頂きましても現時点では何のお礼も出来ませんが、発掘が実現した場合には「調査報告書」をお渡し出来ると思います。

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自治体への要望

 前回の動画「卑弥呼の墓の発掘に関する福井県議会への陳情書」では、多くのお問い合わせを頂きました。

陳情書に関する情報をまとめましたので、次の順序で進めて参ります。

なお私も自治体へ要望書を出したのは2020年2月が初めてで、今回が二回目ですので、正確に理解していない部分もあります。ご了承下さい。

 

 自治体への要望の種類

 要望書の効力

 要望の実現性

 提出時期

 具体的な提出方法

 

ご協力いただける場合、具体的な提出方法が大事ですので、不要な話は飛ばして下さい。

 では、要望の種類から入ります。

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要望の流れ

  自治体へ要望を出す場合には、二通りの方法があります。

請願書と陳情書です。

この違いは、議員の紹介のある要望が「請願書」、議員の紹介のない要望が「陳情書」、となります。

どちらも受理された場合は、担当の委員会で審査され、本会議で採決される事になります。

但し陳情書の場合は、議長が必要と認めるものに限られます。

また陳情書では、最初から審査や採決を要求せずに、議員さん達への内容の周知のみを要求する事ができます。

私が現在行っている陳情書の提出は、このケースに相当します。

最初から厳格に審議されて、否決でもされようものなら、先が無くなってしまうからです。

まずは、自治体の議員さん達のご理解を賜り、その上で紹介を頂いて、請願書へと持っていく、という手順になります。

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効力

 効力としては、強力な順から並べると、当然ながら、議員さんが後押しする請願書が本会議で可決された場合の効力が、最も大きくなります。

次に、陳情書が本会議で可決された場合。

そして、私が現在行っている「議決無しの陳情書」です。

 これは、議員さん達が読むだけですので、効力はありません。現時点では、「邪馬台国越前説」を広く認知して頂く段階ですので、この方法が最適です。

なお、最も効力が無いのは、本会議で否決された請願書や陳情書です。要求が拒否されたわけですから、当たり前ですね。

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実現性

 効力の強さの順序を示しましたが、本会議で可決されたからと言って、強制力が生じるわけではありません。

あくまでも、「要望が受け入れられた」というレベルです。この要望を受け入れたからと言って、自治体が必ず実現に動くものではありません。

 要は、要求を紹介してくれた議員さん達が、後々まで実行をプッシュして下さるかどうかに掛かってきます。

議員さんとしても、ご自身が紹介した案件である以上、本会議で可決させて、実際に実行に移ったかどうかをチェックしなければ、有権者からの信頼を失ってしまうからです。という訳で、やはり最終的には請願書を提出するのが目標であって、陳情書ではありません。議員の紹介のない陳情書などは、本会議で可決されたところで、ほとんど意味を持たないのです。

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実現性2

 「卑弥呼の墓 発掘プロジェクト」を実現する為に私が行いたいのは、第一ステップとして、「決議なしの陳情書」を継続的に行う事。何度も何度も根気よくです。それによって、より多くの議員さん達の支持を得る事。そして次のステップとして、多くの議員さん達の紹介を受けて、請願書を提出する事。それが本会議で可決されれば、実現性はかなり高まると思っています。

 縁もゆかりも無い福井県への要望ですので、地道に人脈を築いて行くしか道はありません。

という事で、皆さまのお力添えで日本全国からの陳情書が集まれば、それだけ真剣に要望に耳を傾けてもらえる事になり、ひいては、より早く請願書まで持っていける事になるのです。

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提出期限

 請願書、および審議を伴う陳情書の提出時期は、定例議会の前月の中旬までです。

定例議会は、年四回行われます。3月、6月、9月、12月です。提出された書類は、各委員会で審議され、本会議での採択に回されます。

 ただし、私が現在行っている「決議なしの陳情書」に、提出期限はありません。書類が受理された後に、すべての議員の皆様に周知されるようになっていますので、定例議会の会期は考慮する必要はありません。

 従いまして、いつでも議会の方へ提出して頂いて結構です。

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提出方法

 陳情書の文言は、私のウェブサイトに置いてありますので、ダウンロードしてご利用下さい。

ワードファイルになっていますので、そのままお使いいただけます。もちろん、ご自身の文言に書き換えてもOKです。

手順としては、まず、私のウェブサイトにアクセスしてください。アドレスは、xhimiko.comです。

 最上部のメニューの「発掘計画」をクリックして下さい。すると、「発掘プロジェクト」の文字の下に、ワードファイル文書が入っている項目が四つ出てきます。内容は、

1.県議会送り状

2.県議会陳情書

3.市議会送り状

4.市議会陳情書

です。県議会と市議会の二種類になっていますが、県議会向けの陳情書だけでも結構です。

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提出方法2

 これらのファイルをダウンロードして頂き、必要事項を記入します。

 送り状には、送付先である議会の住所と電話番号と、送付物の内容が記してあります。この下の方に、ご住所とお名前をご記入下さい。

 陳情書には、議員さん達に見てもらう文書が入っています。表紙1ページ、本文1ページです。本文の左下の方に、日付をご記入下さい。さらに右下に、ご住所、お名前、および電話番号をご記入頂いた上で、ご捺印をお願いします。表紙と本文は、ホチキスで綴じてください。

 この送り状と陳情書を、直接、福井県議会へ持参するか、郵送して下さい。郵送先は、送り状に記してあります。

費用はかかりませんが、郵送の場合は切手代(84円)が掛かります。

 なお、この陳情書のすべての責任については、私にあります。

 送り状にも、「この陳情書は神奈川県横浜市の卑弥呼の墓・発掘プロジェクトと同じ」と明記しました。

 2020年3月に提出した第一回目の陳情書には、県議会議員のお一人から激励のメールを頂きました。

まだ第二回目です。このプロジェクトが議員さん達の間で盛り上がってくれるといいのですが・・・。

現段階では私一人の陳情書なので、まだまだこれからです。

皆さまのご協力を、切にお願い申し上げます。

 なお、現在は福井県議会と福井市議会への陳情を行っていますが、動きが遅いようであれば次の手段も考えています。

あまりやりたくはないのですが、福井県の経済界を動かす方法です。

どうしても、「人はお金で動く」ものですので、お役所を動かすよりも話が早いかも知れません。