越前説

越前説

  •  弥生時代末期の農業生産量: 多い

   大きな淡水湖が干上がった、平坦で水はけの悪い土地です。

   水田稲作に適した広大な耕地面積がありました。

   ただし、畑作には不向きです。

   当時の農作物収量は、米に限れば全国トップでした。

  • 出土品: 豊富とは言えない

   土器:  普通 墳墓・古墳ごとに出土されるが、出土数は多くはない。

   青銅器: 微少 近畿で製造された銅鐸が僅かに出土。

   鉄器:  豊富 卑弥呼の時代(三世紀)には、全国トップの出土。

   装飾品: 豊富 緑色凝灰岩や瑪瑙(メノウ)等を素材とした勾玉類が多数出土。

           加工用の鉄器具も同時出土。 

  • 魏志倭人伝との整合性: 合理的に一致

   投馬国(丹波・但馬)からの行程に、合理性がある。

   九州や出雲からの租庸調の運搬が容易。

  • 発掘調査に投じられる国費: 微少

   全く注目されていないので、やむをえないでしょう。

   出土品は、公共工事の際に発見されることがほとんど。発見されれば国宝級が多い。

  • その他:全く注目されていない説です。これまで、越前説が出なかったのが不思議です。

 

   理由として、土器・青銅器の出土が少ない事ですが、致命的な理由にはなりません。